
静かなさえずりで綴る、自分の怖いと愛おしい――『いとおしい さえずり』作者 甲田智恵さんに聞く|文学フリマインタビュー
私はずっと自分の意見を言葉ではっきり物申すことが苦手なんです。だから、自分が愛おしく感じたことを、小さな声で発信するよ、という意味を込めて「さえずる」という言葉を使いました。
現在
こころの本屋の『自分史&暮らしをZINEに綴るクラブ』で出会った4人と「綴る金曜日」を結成し、初めて自分の本『いとおしい さえずり』を出版した。幼い頃から今も怖いと感じてきたことを30個書き出し13個に絞り、怖さの裏にある「好き」を見つめ直した自分史ZINEで、文学フリマ東京42に5人それぞれの本を並べて出店する。
過去
小学生の頃、学校の体育館で見た戦争映画の暗さと爆撃音が怖く、暗所・閉所恐怖につながった。写真の大学に進み暗室でのプリント作業を経験する中でその怖さを克服し、写真という「好き」に転じていった。2015年頃からオンラインメディアでの執筆や台湾のクリエイターサイトでの中文抄訳、友人のZINEや乗鞍のシェアハウスのジャーナル制作の手伝いなど、文章にも携わってきた。
映画館だけでなく、暗所・閉所が怖くなってしまった。
未来
これまで写真だけの作品集は作ってきたが、今後は写真と文章を組み合わせた作品に挑戦したいと考えている。今回は「怖いもの」をテーマにしたが、次は自分が好きなもの、心がワクワクするものについて書いてみたいと語っている。
今後は写真に文章を紐付けるものを作りたいと思っています。
公開
聞き手:qbc

