
日常の光を、写真と文章で——『記憶の停車場』作者に聞く|文学フリマインタビュー
去年、30歳になり、自分の人生を振り返ってみようと思い、noteで1年間毎週末にエッセイを書き続けたんです。
現在
文学フリマ東京41(ち-34)に「こころの現像室 -写真と文章-」名義で初出店。去年30歳の節目にnoteで1年間毎週末エッセイを書き続けたものを大幅加筆修正して『記憶の停車場』に。価格帯を増やすため色彩エッセイ『white』『black』も執筆、写真zine『shizuoka2020-2023 lite edition』とqrコード付きポストカード・しおり・l判写真も頒布。夫と二人暮らし、日常の些細な「きらめき」を読みやすい言葉で綴る作風。
過去
10代から「何者だろう」「生きる意味は」と問い続け、生きづらさに苦しんできた。高校時代に親と仲が悪くなり家族問題が一番の悩みだったが、大学で交友関係が広がる中で「悩んでいるのは自分だけじゃない」と気づく。父がカメラ好きで写真が身近にあった幼少期。小学生時から作文・読書感想文が得意で、友人がnoteを始めたのに触発されて文章執筆を本格化、スナップ写真の作品撮りも長年続けて写真集も出してきた。
私自身が10代の時にすごく生きづらさを感じてて、とにかく生きるのが苦しかったんです。
未来
色彩エッセイは白黒に続いて赤・青、いずれは虹色までシリーズ化したい。年を重ねるごとに刺激が減るからこそ、自分に課題を課して新しい題材を取り入れ続けることが創作を長く続けるヒント。本として形に残して「鉄の壁に爪を立てる」気持ちで自分の生きた証しをこの世に残し、似たような感情を抱く読者に「あるある」と共感してもらえる作品を書き続けたい。
本として形に残して、自分の生きた証しというものとして、この世に残しておきたいっていう気持ちがすごく強くなって、それで本になりました。

