
尖った一冊をつくる――「ドス黒百合」アンソロジーを主催する善之新さん|文学フリマインタビュー
今回も本当に全部売れてようやく赤字回収できるかなという感じになってしまっているので。
現在
65名が参加した『ドス黒百合アンソロジー リスノワールズ』(二冊で計740ページ)を主催し、応募受付から編集・校正まで全工程を一人でこなしている。恋愛を主題にしない「ドス黒い百合」というテーマを掲げ、多様な解釈の作品を集める一方、献本や経費がかさみ利益はほとんど出ないと語る。文学フリマ東京での活動を「人生の張りそのもの」と表現している。
過去
2012年に大学の文学サークルに入り文学フリマ東京への出店を始め、以来14年間活動を続けてきた。当初は歪んだ恋愛や性的倒錯、カニバリズムをテーマにした小説を書き、8年前に「食人謝肉祭」というカニバリズムのアンソロジーを25名規模で初めて主催した。以来、恋愛を主題にしない百合を軸としたテーマ性の強いアンソロジーを2〜3年に一度主催してきた。
書くということに対して積極的に取り組むきっかけになったのは、自分にとっては文学フリマ東京ですね。
未来
『リスノワールズ』を今後一年かけて売り切ることを目標に、11月の文学フリマ東京での再販も視野に入れている。今後もアンソロジー主催を続けつつ、参加者それぞれの個人誌へ関心が広がることを願い、余裕があれば自身の新刊も出したいと考えている。
これをしっかり宣伝して売り切るところが、主催としての責任を果たすことだと思っているので、それにフォーカスして。
公開
聞き手:qbc

