
本当にそのまま忘れ去られていいのか――『唱え奉る春乃井学園御詠歌部』岡埜由木古さんに聞く、御詠歌と点字|文学フリマインタビュー
本当にそのまま忘れ去られていいのか、っていうところがすごく気になってるんですかね。
現在
初めて文学フリマ大阪に出店し、高野山の御詠歌と鬼の神事を題材にした約18万字の長編小説を全3巻で販売している。8月に受注製本の出版レーベル「亀好書房」を立ち上げ、本の販売と同時に点字データも公開するという活動を始め、忘れられつつある日本古来の音楽や文化を伝えようとしている。
過去
10歳頃から30年間、小説を書き続けてきたが、コンテストに出しても長く芽が出なかった。九州の300年続く家系の末裔で、村八分にされていた家の歴史から「書かされている」感覚を持ち、異文化交流や理解し合えない集団同士を描く作品を書き続け、先日ようやく第一回豆星文学賞を受賞した。
10歳ぐらいから、30年間ずっと小説を書き続けてきて、なんにも引っかからずここまで来たので、もう自分で売るかという感じでいるんですが。
未来
亀好書房の認知を広め、点字版を見せられるサービスをもっと増やしていきたいと考えている。晴眼者にも点字に触れる機会を増やし、忘れ去られていく日本古来のものごとを残していきたいという思いがあり、読者にはそれぞれ心地よいペースでゆっくり小説を読んでほしいと願っている。
その亀好書房のアカウントをもうちょっとちゃんと整えて、全部じゃなくても点字の部分を見せられるサービスが増やせたらいいなと思ってますね。
公開
聞き手:qbc

