
写真と文の人
奇跡的に自分がいいと思える写真があったんです。ずっと自分の容姿を好きになれなかったけど、1枚の写真で自分をちょっと受け入れられた感覚があって。
現在
現在は写真と文を仕事にしながら、女優・前田敦子さんに密着して毎月撮影を続けるなど、女性のポートレートを軸にライフワークを進めています。2021年に出産し産後3ヶ月で復帰、自分のペースで「本当にやりたい仕事」だけを引き受ける働き方を実現。「健やかに仕事をする」ことを大切にし、生活・睡眠・食事を整えながら、結婚式の前撮りで自分を受け入れられた原体験を起点に、撮る相手にも「自分を受け入れられる感覚」を届けたいと考えています。
過去
神戸の自然豊かな環境で天真爛漫に過ごした七緒さんは、小学5年生で千葉に引っ越し、まちの雰囲気の変化を経て自分の中の影や容姿コンプレックスを抱えるようになります。中学から雑誌編集者を夢見て出版社に入社するも、4年弱で自分への自信を失い公務員に転職。しかし公務員の働き方にも適性を感じられず、独立前から始めたinstagramでの「朝の発信」と女性ポートレート撮影が手応えを呼び、29歳でコネもツテもないままフリーランスとして独立しました。
じゃあそれで私の人生いいのかって思ったときに、やっぱり自分のやりたいことが、小さい光でしたけど当時は見つかりそうだったので、そこに賭けてみたい気持ちがあったように思います。
未来
七緒さんは「写真と文」という肩書きで限定を外し、自分のブランド「it's me!」を大切に育てていきたいと語ります。前田敦子写真展で来場者が涙を流した経験から、写真と文が誰かにとってのセラピー的な体験になり得ると気づき、「私は、わたし」と思える人を増やすことを生涯の仕事として位置づけ直しました。暮らしの面では幼少期のような自然豊かで空が広い静かな場所に住みたい願いを持ち、子育てと表現活動を共存させながら、淡々と歩みを続けていきたいと考えています。
その人の生きる姿、生き様を届けることで、「私は、わたし」って思える人が増えていくのが、最終的にやりたいことなんですね。
公開
聞き手:toki

