
写真と人 インタビュー Rulu-006 2023/10/25
今回の感じは、なんだろう、すごく普通の写真というか。
現在
友人のインスタグラムで作品を見て応募してきた新しいモデルの自宅で、8時間近くかけて撮影を行った。モデルは結婚しており夫はインドに単身赴任中で醜形恐怖症を抱え、モデル自身も4年ほど言葉の確認障害に悩んだ経験があるという。白い布団を巻いた姿がウェディングドレスのように見えた一枚が印象的で、普段のモノクロ・深く没入するスタイルとは違うカラー中心の穏やかな距離感の撮影となり、心地よさと同時に戸惑いも覚えている。
過去
コロナ禍に病院という閉鎖的な環境にいた反動から、外に出て知らない人と話し、写真を撮りに行くようになった。以来「写真と人」シリーズを重ね、インタビューという行為自体がカメラマンの撮影に影響を与えるかを観察する実験として続けており、これまでに4人を撮影してきた。
私はコロナ渦で病院で閉鎖的なとこにいたから、外に出ていろんなとこで、人と話したいって。
未来
アーティストステートメントを書く中で「窓か鏡か」という言葉が浮かび、外の世界とつながる窓を求めて撮影に出たはずが、相手の中に自分自身が映り込む鏡のように返ってきてしまう葛藤を自覚している。鏡の中で自己完結せず、これからも窓を開いて外とつながり続けたいという気持ちを持ちながら、次の被写体との関係のあり方を模索している。
窓を求めたのに、鏡で返ってきてしまった。
公開

