無名人時計
君を愛した記憶はここに残っているから人

君を愛した記憶はここに残っているから人

郷崎基 40代・女・クリエイティブ 2025年
子育て発達障害双極性障害アーティスト動物好き
好きを仕事にできたっていうやつですよね。

現在

心象風景を具象絵画として描く独学画家として2年半、現在は1作1か月かけて連作(カクテルシリーズ、現在は天使シリーズ)を発表しフランスを含め海外でも反響を得ている。療育グレーの4歳息子の子育てを「人として境界線を引く」スタンスで担い、子と一緒に育ち直す感覚を味わいながら、家事と画家業、小説執筆をマルチタスクでこなす。「二兎を追う者は三兎を得る」「追った数だけ可能性」を自分の信条として、これまで断片に見えた経験すべてを今の活動に役立てている。

過去

名古屋の歓楽街にも近い激しめの街で育ち、2歳の頃から生き物に親しんで犬・うさぎ・文鳥・亀などあらゆる生き物を世話してきた。中学受験で私立に入った後にバドミントン部の同学年4人の中で標的にされる激しいいじめに遭い、必死の受験勉強で獣医学部に現役合格したが、入学後に適応障害と鬱になり、休学を経て2年半で退学。双極性障害を抱えながら写真学校・グラフィック学校など複数の進路を渡り歩き、現在の独学アート活動の土台となった。

3年間食卓でご飯を食べた記憶がないんですよ。

未来

美大も経歴もない独学画家として、人生の折り返しから後半を楽しみながら研鑽を続けたいと考えている。自分の経歴やバックボーンを知らない誰かが偶然手に取り、10年後もその家に飾り続けてくれるような絵を描ける画家になりたいと願う。子の成長を見届けながら、人生の終わりには息子の顔が見られたら良いと語り、最後に息子へ「君の記憶にはもうないかもしれないけど、君を愛した私の記憶はここに残っているから、たまには見てほしい」と残せる作品を遺していくことを未来に据えている。

「君の記憶にはもうないかもしれないけど、君を愛した私の記憶はここに残っているから、たまには見てほしいかな」ですかね。
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公開

聞き手:こーすけ

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

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