無名人時計主宰の書斎
不採用の続いた人

不採用の続いた人

ImadaYuka 20代・その他・接客・サービス 2025年
発達障害障害者雇用生活保護アスペルガー症候群不採用就活動キャリアトラウマ
ようやく勤務時間と、それに伴う給与の増加が実現しました。生活保護も今年の5月12日に受けられて、一応生活は落ち着きましたけど、不採用と通勤のトラウマはまだ残っていて……。

現在

去年8月から牛丼チェーン店の障害者枠アルバイトとして働き、本社人事と交渉を重ねて今年4月から勤務時間と給与の増加を実現、駅前の忙しい新店舗に異動して食器の山に追われながら日々を乗り越えている。今年5月12日からは生活保護も受給して生活は一段落したものの、不採用と通勤のトラウマが残り、選択肢もお金も奪われ続ける未来に怯えている。世間で報じられるハラスメントの話が自分には贅沢に感じられて辛く、2か月前からあらゆる情報を遮断して暮らしている。

過去

2001年生まれ、大学に通っていたが2022年3月27日に親から実家を出るよう言われて自立準備ホームへ移り、そこから就職活動を始めた。1回目の職探しでは就職エージェントから「経験者に取られている」と言われ連絡が途絶え、2回目は大手派遣会社に登録して未経験者向け事務・it求人に1日5〜10件応募し続けるも当日中に全件不採用となった。3回目はコールセンター・郵便局・ファストフード障害者枠まで応募範囲を広げたが、ほぼ全てに落ち、製造業派遣→大手グループ会社派遣を経て不採用と通勤のトラウマを深く刻み込んだ。

全ての雇用形態、そして一般枠と障害者枠の両方で、自分でも覚えてないほど多くの未経験者向けの事務やITの求人、そして2回目、3回目にかけてはコールセンターの求人とかもどんどん応募したんですけど、全て不採用にされてしまったということです。

未来

数え切れない不採用を経験したような人の存在を「なかったことにしないでほしい」とメディアを通じて社会に訴え、令和の売り手市場の影で就職氷河期世代以上に拒絶され続けてきた人がいることを知ってほしいと願う。訴えが大きく掲載されることで一つの区切りをつけ、止まったままの心の時計の針を進めて自分の人生を歩み直したいと考えている。とはいえトラウマは簡単に処理できないため、症状とうまく付き合いながら少しずつ前進していくしかないと自覚している。

訴えたら大々的に掲載されて、区切りとして本格的に……もう少し自分の人生を歩んでいけそうだなって考えてます。
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公開

聞き手:栗林康弘

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

栗林康弘のプロフィール →