無名人時計
発達障害ASD成人当事者の人

発達障害ASD成人当事者の人

坂巻菱生 30代・男・IT・技術 2025年
副業発達障害生きづらさ障害者雇用就職転職
障害者雇用の正社員として、いわゆる定型発達と呼ばれている方と当事者がすれ違ってしまう本質を突き詰めて、互いが歩み寄れる方法を言語化しています。

現在

障害者雇用正社員としてit企業の総務でアカウント発行や巡回業務を7年続け、これまでで一番長く働けている。副業としてnoteで定型発達と当事者のすれ違いを言語化する発信を毎週金曜更新で続け、ライティング講座を経て一人でも届く文章を意識して書いている。昨年は能力以上の負荷をかけられて自ら降格を申し出るほど追い詰められたが、会社と契約するメンタルヘルス専門業者の定期カウンセリングを受けながらコンディションを取り戻し、家族との小さなすれ違いにも気づきながら穏便な関係を保つ努力を続けている。

過去

子供の頃から心の理論が乏しく悪気なく率直に発言してしまうことでいじめられ続け、人と関わらず一人で電車ごっこをしたり地図を描く子どもだった。大学1年で承認欲求の強さからホームページにサークルへの不満を書いてバッシングを受け、城ヶ島大橋まで行って自殺未遂の一歩手前まで至った。社会人3年目で電話を取りながらメモを取れない、簡単な金勘定ができないなどの困りごとから発達障害と診断され障害者手帳を取得、東京の会社で自主退職をほのめかされた後に帰郷し、旅先で出会った妻と結婚して二人の子をもうけた。

バッシングを受けたことにも耐えきれなくて、死んでしまいたいって思ったんですね。

未来

今の会社で定年まで安定して働き続けることを土台に据え、その後は親戚の生家へ移住して半自給自足のスローライフで余生を過ごすという具体的な未来像を持っている。noteを通過点として安定収益を築いた先には、出版や講演で生きづらさを抱える人たちに希望の灯りを届けたいと考えている。広島カープの大野豊の言葉「我が選んだ道に悔いはなし」を座右の銘とし、自分が選んだこの道を肯定し続けることを未来の支柱に置いている。

『我が選んだ道に悔いはなし』ですね。
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公開

聞き手:qbc

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →