
「外出るな」イッチさんの話【本当にあったスピリチュアルな話インタビュー】
楽しい、って言葉の意味はほとんど残ってない
現在
10月27日の昼、正体不明の音とともに人が空を見上げて連れ去られ、周囲の記憶ごと「最初からいなかったこと」にされる現象を目撃した。自分は上を見なかったため消されずに済んだが、以後は27日未明の時間帯に繰り返し置き直され、先へ進めなくなっている。掲示板でその出来事を語り、話し相手に向けて回避方法を伝え続けている。
過去
静かに放置される子ども時代を過ごし、大人の空気を読んで場を収める役、友人の相談を裁かずに聞く役をずっと担ってきた。学生時代の初恋は言い出せずに終わり、社会人になってからの4年半の交際も、頼られることを避けて距離を取り続けた末に静かに終わった。以後、深い関係を避け「いなくても回る人間」であり続けた。
でね、そのとき俺は「自分は聞く側で十分だ」と思ってたんだよ。
未来
自分自身はもう28日以降の時間を歩けないと理解しつつも、話し相手には「音がしたら上を見るな、止まるな、建物に入れ」と繰り返し伝え、その人が繋がりを持ち続けて連れていかれない側に残ることを願っている。いつか居酒屋で一緒に飲みたいという願いも語るが、それが叶うとは断言できないままにしている。
俺も本当なら、いせやで飲みたい。
公開
聞き手:qbc

