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役に立たないものを役に立てる人になりたい|羅呉美 作家個展「Floating Islands, Day for Night」|韓国仁川にいる人たち

役に立たないものを役に立てる人になりたい|羅呉美 作家個展「Floating Islands, Day for Night」|韓国仁川にいる人たち

羅呉美 クリエイティブ 2026年
韓国美術館
インタビューの過程でも、やりがいを感じました。結局は「人」だと思うんです。絵も人生から出てくる。すべての話は最後は「人」に帰結する。

現在

仁川の海にまつわる民間信仰やトッケビ(鬼)、消えていく風景をテーマに個展「Floating Islands, Day for Night」を制作している。インタビューを通じて土地に住む人々の声を取り入れ、絵も人生も最後は「人」に帰結すると考えながら制作を続け、展示を通じて現実を知らせることを自らの芸術実践の役割としている。

過去

洋画を専攻し、映画美術や舞台美術の仕事、文化財研究所での復元模写家を志した時期を経て、「自分だけの絵を描きたい」という思いから自身の制作活動へ進んだ。2019年、仁川の北城浦口の埋め立て計画をきっかけに海に関するリサーチ「沿岸解放」プロジェクトを始め、環境保護団体と地域住民の衝突を目にしたことで海辺の風景の見え方が変わった。

2019年から研究調査を始めて、「沿岸解放」プロジェクトを進めました。きっかけは北城浦口の埋め立て計画を見たことです。

未来

アジアの歴史性についての比較研究へと制作の幅を広げていきたいと考えている。中国の少数民族の文化が消えていく現実にも関心を寄せ、無意識に残る歴史的記憶が社会にどう影響するかを問い続けたいという。作品を発表して終わらせず、生物体のようにずっと続く物語として展開させ、「役に立たないものを役に立てる人になりたい」と語る。

展示場で作品を発表して終わるのではなく、ずっと続く生物体のように、自らその次の物語を展開するかのように。役に立たないものを、役に立てる人になりたいです。
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公開

聞き手:山田

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

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