無名人時計
デジタル言語学者の人に、聞いてみた【受入手続】

デジタル言語学者の人に、聞いてみた【受入手続】

得丸久文 研究・専門 2025年
脊髄反射で言語処理してますから、誤りを脳に入れないことがとても大事なんですね。

現在

無名人インタビューでの得丸先生特別講義の最終回として、「言語情報受入手順」をテーマに講義している。誤った知識を脳に取り込まないために、著者の責任によらない誤り・著者の責任による誤り・読者側の思い込みという3種の誤りを整理し、脊髄反射回路による言語処理の不随意性・頑固さを説明する。天才が未完のまま残した研究に、時間をかけて向き合い引き継ぐ姿勢の大切さを説いている。

過去

2007年にクラシーズリバーマウス洞窟を訪れた経験をもとに洞窟進化仮説をまとめ、2008年8月の日本進化学会で発表した。その後、地下の暗い洞窟に住むハダカデバネズミの語彙数が地上のデバネズミと同じだと知り、洞窟進化仮説では説明がつかないと気づいたことから、音節数の累乗でデジタル的に語彙を増やせるという「デジタル進化仮説」に至った。2009年から電子情報通信学会などの研究会に参加し、2012年には脳室内免疫ネットワークで言語処理をしているという仮説を立て、2013年のEVOLANG国際学会に論文を出すもリジェクトされている。

その経験をもとにして考えたことを洞窟進化仮説としてまとめて、2008年8月の日本進化学会で発表したわけです。

未来

Bitの力を最大限引き出すことで、これまでにない知能進化を経験できると展望する。人類共有知という集合的な知性を発展させ、誤りを後世が正していくことに人類の責任があるとする。ホモサピエンスは次元を変えて霊的な存在として生きていくことになるかもしれないとしつつ、超低雑音環境と時間の余裕を確保し、正しい言葉だけを受け入れる「言語情報受入手順」を身につけて勉強を続けたいと語る。

そして、ホモサピエンスとして、人類はもう既に滅びてしまってるかもしれないけど、ホモサピエンスはこの後次元を変えて霊的なものとして生きていくことになるかもしれないので、まだまだできることはやりましょうという気持ちを持ってですね、勉強を続けなきゃいけないんじゃないかなと思います。
全文を note で読む

公開

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

栗林康弘のプロフィール →