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デジタル言語学者の人に、聞いてみた【文明とは何か 質問編】

デジタル言語学者の人に、聞いてみた【文明とは何か 質問編】

研究・専門 2024年
だから、人間が偉いわけじゃないっていうのは、東洋思想であり日本思想に近いと思いますけど。

現在

「デジタル言語学」を提唱し、第4回の特別講義として「文明とは何か」を実施。文字を「消えない音節」、ビットを「対話する音節」と位置づけ、文明は「時間や空間を超えて言語情報を共有し、世代を超えて連続的に発展させる現象」と定義する。質疑応答では文化人類学への懐疑(第二次大戦のアメリカ・スパイの年金代わりの大学ポストではないか)、デカルト・チョムスキーの人間中心主義への批判を展開。子育て中の母親には「言葉遊び・しりとり・ひらがな積み木で言葉を覚えれば文字も自然に覚える」と助言。

過去

人工衛星・衛星通信の仕事に従事してきたエンジニア出身。情報処理学会で発表したのを起点に2013年ジュネーブ国際言語学者会議に2本論文採択。ピアジェの墓参り・自宅訪問を経て、ジャン・フォン・ノイマンや西田哲学などの古典を10年単位で繰り返し読み込みながら「概念は群の要件を満たす」「数学的群」などピアジェ思想の難解な部分を体得してきた。チョムスキー派の学会では論文を繰り返しリジェクトされてきた。

100回読めば少しわかるようになるみたいな。そういうふうにして読むのが一番いい本だと思うんですね。

未来

1986年(人口50億人超え)が「point of no return」だったと考え、現代社会は既に滅びかけているが、その中で「自分にできる最大の学習はどうしたらいいだろう」と考えながら、嘘や物欲に引っ張られず学ぶ喜び・伝統への貢献に戻ることが正常な文明への回帰だと説く。連続講義は今後5回目「概念」、6回目「ビット」、7回目「前方誤り訂正(forward error correction)」と1億倍ずつ複雑になる方向へ続いていく予定。

文明はみんなで前に行かなくちゃいけない。力を合わせていかなくちゃいけない。
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栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

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