無名人時計主宰の書斎
夫婦で半年の育休。足りないものがない、と思えた日々

夫婦で半年の育休。足りないものがない、と思えた日々

Paco 研究・専門 2026年
足るを知る哲学対話夫婦同時育休二人目育児
「あ、幸せってこういうことなのかな」ってすごく思ったのが、本当に、なんていうのか、足りないものがないって思う状態。

現在

二人目の育休を夫婦で半年取り、よく眠る下の子のおかげで一人目の時ほど余裕を失わずに過ごせている。時間的・体力的・精神的・金銭的な余裕があり、家を買ってリフォームし法人も立ち上げるなど、やることもある充実した日々を送る。上の子がもう赤ちゃんに戻れないと気づき、『今』を大切に思うようになった。足りないものがない状態が続いている。

過去

20代前半は仕事に生きがいを置き、自分を形作るものを全て仕事に注いでいた。しかし社会に求められる自分と自分自身の輪郭がずれていき、妊娠を機にどうやっても働けない状況が重なって、うまくいかなさが続いた。打つ手が見つからず『もうええか』とそれまでの理想を手放すと、新しいものが自然と転がり込んできて今の形にまとまっていった。一人目の育児は寝ない子で心身ともに大変な時期だった。

「ほな、もうええか」と思って、一回ちょっと諦めたんですね、その世界征服を。

未来

幸せは状態が変われば続かないものだと考えており、いまの満ち足りた状態にしがみつくのは健全ではないと感じている。足るを知ったうえで、そこにとどまらずプラスアルファを持ち続けたいと話す。育休が終われば時間の余裕は減っていくが、経験と勘を頼りに委ねる先を選びながら、家族というチームで楽しくやっていきたいと考えている。

だから、まだ分からないですね。どう幸せなのか分からないけど。永遠に幸せ、もうこれで完璧に幸せです、ってことはないかもしれん、という感じです。
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公開

聞き手:栗林康弘

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

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