無名人時計
「ここですら生きていけないなら、どこで生きていけるんだろう」——ある社会人大学院生が、アカデミアと人生について語ったこと——ある夜の対話・前編

「ここですら生きていけないなら、どこで生きていけるんだろう」——ある社会人大学院生が、アカデミアと人生について語ったこと——ある夜の対話・前編

T 研究・専門 2026年
生きづらさ新規就農実存主義社会人大学院生在野研究思想離婚
俺には、いま意味があると思えるものが何もない。

現在

大学院を休学中で、まもなく退学を決めようとしている。学術研究の意義や因果関係の語り方に疑問を持ち、ビジネスの「物語」にも腑に落ちなさを感じながら、パートナーとの対話を通じて自分の考えを言語化しようとしている。

過去

サステナビリティ関連の仕事に転職した直後、過重な労働環境から逃れるように社会人大学院に進学し、「地方移住」による脱資本主義的な生き方をテーマに選んだ。しかし研究に向いていないと感じ、仕事・大学院・子育ての「三足のわらじ」で行き詰まり休学した。

自分はずっと資本主義との折り合いの付け方みたいなものに悩んでいて。都市から地方へ移動した人のライフコースの中に、脱資本主義的生き方のヒントがあるかなと思ったのよ。

未来

明確な展望はまだ持てておらず、人生の意味も見出せていないと率直に語る。同じように行き詰まっている人へ向けては「二年待ってみよう」という言葉を残している。

だから言えることは、「二年ぐらい、一旦待ってみよう」ということしかない。二年ぐらい様子を見よう、と。
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公開

聞き手:吉岡詩織

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

栗林康弘のプロフィール →