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COLUMN

結婚しないという選択、迷いの記録。無名人インタビュー5選

「結婚しない 人生」「独身 これから」。そうした言葉で検索して、このページにたどり着いた方がいるかもしれません。ここにあるのは、結婚したほうがいいかどうかの答えでも、独身で生きていくための手順でもありません。結婚しないと決めた人、まだ決めていない人が、そのことをどう言葉にしたか。その記録です。

無名人インタビューは、有名無名を問わず、その人の人生の話を聞くインタビュー企画です。これまでに1,500件以上のインタビュー実例を公開してきました。そのなかから、結婚と独身について語っている5本を選びました。20歳ぐらいのときに絶対に結婚しないと決めたという人、もう独身でいいやと思っていたという人、結婚願望はあるけれど家庭をつくりたいとは思わないという人、結婚願望がめちゃくちゃあると話す大学生、一人っ子で独身だったら、という言い方で自分の立ち位置を説明する人。年代も、いま考えていることもばらばらです。

この記事は、結婚を勧めもしませんし、独身を勧めもしません。独身でいることを、自由という言葉でも、さびしさという言葉でも、まとめて説明することはしません。決めた人の語りも、決めきれずにいる人の語りも、同じように並べています。迷っている状態を、解決すべき問題としては扱いません。各項目には、その人が話した言葉をそのまま引用しています。要約はしていません。引用はすべて、公開済みの記事からの原文そのままです。

1.20歳ぐらいのときに、絶対に結婚しないと決めた

小学生のときすごくつらい子供時代を過ごしたので、結婚とか母親になるっていうことをすごく拒絶してたんですね、子供のときから。で20歳ぐらいのときには、もう絶対に結婚しないっていうふうに自分で決めたぐらい本当に結婚を拒絶してて、誰かと交際しても結婚っていうのはなかなか考えづらかったんですね。

── 小説を書くときにいつも他人を幸せにしたいってすごく思う人(無名人インタビュー)

子供時代のつらい経験と、結婚や母親になることへの拒絶が、続けて話されています。20歳ぐらいのときには自分で決めた、という言い方で、その拒絶の強さが説明されています。誰かと交際しても結婚は考えづらかった、とも話されています。この人が27歳から結婚について考え始めたことは、元記事のなかで語られています。

2.独身でいいやと思っていた時期と、いま

ほんとは結婚する予定だったけど、それがダメになっちゃってもう独身でいいやって僕は思ってたとこあるんですけど、やっぱりこの歳になってみて、一人で生きていくのが寂しいっていうのがありますね。

── 中学の時にいじめに遭っていた43歳の人(無名人インタビュー)

結婚する予定がダメになったあと、もう独身でいいやと思っていた時期のことと、この歳になってみて感じる寂しさが、一つの文のなかで続けて語られています。40代の男性の話です。

3.結婚したい気持ちと、家庭をつくりたい気持ちは別

結婚願望はあるけれど、子どもがほしいとか、家庭をつくりたいとかないので。そうじゃない人を探すのが難しいなって思ってて。

── 夢を諦めてやりたくない仕事を6年続けたらドロップアウトして27歳で上京して今、やりたかったタトゥーアーティストになれた人(無名人インタビュー)

上京してタトゥーアーティストになった女性の語りです。結婚したいという気持ちと、子どもや家庭を持ちたいという気持ちが、この人のなかでは別のものとして話されています。そのうえで、そうじゃない人を探すのが難しい、と続けられています。そこに至るまでの経緯は、元記事にあります。

4.結婚願望はめちゃくちゃある。長続きさせるのは苦手

結婚願望がめちゃくちゃあります。私、長続きさせるのがすごい苦手で。

── 自信がないからこそたくさん動くを実践している推し活に命かけてる大学生の人(無名人インタビュー)

推し活に打ち込む20代前半の大学生の語りです。結婚願望があることと、長続きさせるのが苦手だということが、二つの短い文で続けて置かれています。どちらかがどちらかを打ち消す言い方には、なっていません。決めた人の語りだけでなく、決めていない時点の語りとして、この5本に並べています。この二文の先は、元記事で読めます。

5.一人っ子で独身だったら、という条件

一緒に親を介護したり看取ったりする仲間がいないわけじゃないすか、一人っ子で独身だったら。

── 生まれ変わっても私は私に生まれ変わりたい人(無名人インタビュー)

独身でいることが、親の介護や看取りという場面から話されています。一人っ子で独身だったら、という条件のつけ方で、自分がどこに立っているかが説明されています。2度の婚約破棄を経た30代女性の語りです。いまの立ち位置に至るまでのことは、元記事で読めます。

読み終えたあなたへ

5本を並べても、結婚しない人生についての結論は出てきません。20歳ぐらいのときに決めたという話もあれば、この歳になってみて、という話もあります。結婚願望はあると言いながら、家庭をつくりたいとは思わないという話もあります。どれが正しい形だとも、この記事の側からは書きません。読んだあとにどう思うかは、読む人に委ねられています。

読みながら、自分だったらどう言うだろうと考えた方がいれば、今度は話す側にまわることもできます。無名人インタビューは、誰でも応募できます。結婚について決まった考えを持ってから、という準備は要りません。ここに並んだ5本にも、決めきれていない時点のまま話された言葉が含まれています。

話すのはまだ早いかな、と思う方には、聞く練習の場「聞くお茶会」もあります。自分の話をする前に、人の話を聞いてみるところから始める、という入口です。案内は下にあります。


無名人インタビューについて

無名人インタビューは、2020年から続く一般の方へのインタビュー活動です。約20名のインタビュアーが年間約400件、これまでに1,500件以上のインタビューを記事にしてきました。

聞くことは愛すること。

公開

栗林康弘

このコラムを書いた人

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →
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