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COLUMN

初めての一人暮らしのこと。無名人インタビュー5選

「一人暮らし 始めた 体験」。そう検索してこのページを開いた方がいるかもしれません。ここにあるのは、部屋の選び方や暮らしの整え方の案内ではありません。実際に一人暮らしを始めた人たちが、そのときのことをあとからどんな言葉で話しているか。その記録です。

無名人インタビューは、有名無名を問わず、その人の人生の話を聞くインタビュー企画です。これまでに1,500件以上のインタビュー実例を公開してきました。そのなかから、一人暮らしを始めたころのことが語られている5本を選びました。「和食がすごい好きだな」と気づいた話があり、「出たい出たい出さしてくれ」と言って家を出た話があり、地元を離れて別の街の大学に通いはじめた話があります。始まりのきっかけも、そのあとに続いた時間も、5本それぞれ違います。

これから一人暮らしを始める方も、始めたころを思い出す立場の方もいると思います。家を出たほうがいい、出ないほうがいい、という話をするページではありません。掲載の順番に意味はありませんし、5本をひとつの結論にまとめることもしていません。各項目には、その人が話した言葉をそのまま引用しています。要約も言い換えもしていません。引用はすべて、公開済みの記事からの原文そのままです。

1.和食がすごい好きだなっていうことに気づいて

一人暮らしを始めて、自炊をしたんですけど。和食がすごい好きだなっていうことに気づいて。

── 自分も自分の周りにいる人たちも余裕があって楽しく生きててほしい人(無名人インタビュー)

一人暮らしと自炊から始まった話が、料理そのものではなく、好きな食べもののほうへ向かいます。自分で作るようになって気づいたこととして、和食の話が出てきます。一人暮らしで自炊を始めた20代の語りです。

2.とりあえず出たい出たい出さしてくれ

とりあえず出たい出たい出さしてくれって言ってお願いして。一人暮らしを始めて、そっからもう二度と帰らないつもりでもうずっといて大学行って。

── 自分で考えて自分で決めて自分で選び取る人生が楽しい人(無名人インタビュー)

実家を出たい一心で一人暮らしを始めた40代女性の回想です。「出たい出たい出さしてくれ」と言ってお願いした、という当時のやりとりが、その言い方のまま話されています。そのあとに「二度と帰らないつもり」という言葉が続きます。この前後の話は、リンク先にあります。

3.大学からは母親と離れて

カウンセラーの先生の力を借りながら何とか頑張って、大学からは母親と離れて一人暮らしを始めたので、そこからはずっと調子が良いですね。

── 恵まれていることと幸せってイコールではない。人(無名人インタビュー)

大学に入るまでと、入ってからで、話が変わります。大学からは母親と離れて一人暮らしを始めた、という順で語られ、その後については「ずっと調子が良いですね」と話されています。大学から母親と離れて暮らしはじめた、20代の語りです。

4.初めて大阪の大学に行って

地元は熊本なんですけど、初めて大阪の大学に行って一人暮らしを始めたんですね。

── ジャマイカ専門書執筆に人生かけてるチャレンジをしている人(無名人インタビュー)

熊本から大阪へ、という移動が、一人暮らしの始まりとあわせて話されています。進学を機に熊本から大阪へ出た30代の回想です。この一節の前後がどうつながっていくかは、元記事で読めます。

5.出ますといって、一人暮らしを始めました

それで20歳のときに、もうちょっと私この家に住んでたら里親さんにそれこそ暴力ふるいかねないんで出ますといって、一人暮らしを始めました。

── メンタルが安定してお金があったらその人生つまんないなって言うと思う人(無名人インタビュー)

家を出ると決めたときに本人が言ったことが、そのまま引かれています。20歳という年齢と、そのときの言葉と、一人暮らしを始めたことが、ひと続きの文のなかに入っています。里親家庭を出て20歳で一人暮らしを始めた、20代の語りです。ここで紹介したのはこの一文だけです。続きは、元記事で読めます。

読み終えたあなたへ

自炊をしてみて「和食がすごい好きだな」と気づいた人がいます。「そっからもう二度と帰らないつもり」で出た人がいます。「そこからはずっと調子が良いですね」と話す人がいます。一人暮らしを始めた、という同じ一行のあとに続く話は、これだけ違っていました。読みながら、自分が最初に暮らした部屋のことを思い出した方もいるかもしれません。

思い出したことは、話す側にまわって言葉にすることもできます。無名人インタビューは、誰でも応募できます。人に話せる形にまとまってから、という条件はありません。話したくないことは、話さないままでかまいません。話せるぶんだけで、インタビューは成り立ちます。

自分が話すより先に、人の話を聞くところから始めたい方には「聞くお茶会」という集まりもあります。そこで聞くだけ聞いて帰っても、かまいません。


無名人インタビューについて

無名人インタビューは、2020年から続く一般の方へのインタビュー活動です。約20名のインタビュアーが年間約400件、これまでに1,500件以上のインタビューを記事にしてきました。

聞くことは愛すること。

公開

栗林康弘

このコラムを書いた人

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →
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