無名人時計
COLUMN

不倫を経験した人の話。無名人インタビュー5選

「不倫 体験談」「不倫 その後」。そういう言葉で検索してこのページにたどり着いた方が、いるかもしれません。ここにあるのは、不倫についての意見でも、これからどうすればいいかの答えでもありません。実際にそのことを経験した人が、自分の言葉でどう話したか。その記録です。

無名人インタビューは、有名無名を問わず、その人の人生の話を聞くインタビュー企画です。これまでに1,500件以上のインタビュー実例を公開してきました。そのなかから、不倫が語られている5本を選びました。立場はばらばらです。した側の語りがあり、された側の語りがあり、親の不倫に巻き込まれた側の語りもあります。「断固反対」と言う人もいれば、「止められなかった」と言う人もいます。

この記事は、誰かを咎めることも、誰かを弁護することもしません。5本を一つの結論にまとめることもしません。掲載の順番に優劣の意味はありません。各項目には、その人が話した言葉をそのまま引用しています。要約も言い換えもしていません。引用はすべて、公開済みの記事からの原文そのままです。

1.もう断固反対の立場を掲げてるんだけど

今はね、不倫に対して私は本当にもう、もう、もう断固反対の立場を掲げてるんだけど。

── 創作する人が好きな人(無名人インタビュー)

若い頃の経験を経て、考えが変わったという20代女性の語りです。「もう」が三度重なったあとに、「断固反対」という強い言い方が続きます。過去の自分の経験を前提にした、現在の立場として話されています。その経験から現在の立場までに何があったのかは、元記事のなかで語られています。

2.不倫してしまう自分を止められなかった

最終的に「結婚すればこういう自分を治せるに違いない」と思って結婚したんですけど、やっぱり不倫してしまう自分を止められなかったので、3回不倫したところで「もう無理」ってなって離婚したのが、28歳のときですね。

── マイノリティ性を持たない人ってこの世に1人もいないと思う人(無名人インタビュー)

結婚を、自分を治す手段として説明した一節です。半生を振り返るなかで話されています。結婚に期待したことから「もう無理」を通って「28歳のときですね」まで、一続きで語られています。

3.父親の不倫に、巻き込まれて振り回された

中学生の時に親が離婚してて。私は父親の不倫に巻き込まれて振り回された感じなんですけど。

── 占い師“うに”の人 「あした、なに見て生きていく?」 〜earth fortune telling&ecology〜(無名人インタビュー)

中学生のときに親の離婚を経験した、占い師の女性の語りです。自分の側に起きたことを、「巻き込まれて振り回された」という言い方で説明しています。巻き込まれた側から見えていたものは、元記事のなかで語られています。

4.嫉妬したことないんですよね

嫉妬って、その主人に対して嫉妬したことないんですよね。

── 人と違ったやつを選択する癖がある50代で起業した人(無名人インタビュー)

された側の立場から語られた一節ですが、話されているのは出来事ではなく、自分の感情のほうです。50代で起業したという60代の女性が、嫉妬という言葉について、自分の場合を説明しています。この一節がどんな話の流れのなかで出てきたのかは、元記事にあります。

5.でも結局浮気されて別れました(笑)

親とかにも会ったしね。でも結局浮気されて別れました(笑)

── 他人と比べてしまう人(無名人インタビュー)

過去の恋愛を振り返る女性が、その結末を短く話した部分です。「親とかにも会った」という時期と、「別れました」という結末が二つの文で続けて語られ、最後に「(笑)」がついています。この語りがどんな流れのなかにあるかは、元記事で読めます。

読み終えたあなたへ

5本に共通する教訓はありません。同じ不倫という出来事でも、語られ方は違います。「断固反対」という現在の立場として。「止められなかった」自分の話として。「巻き込まれて振り回された」側の話として。読んだあとに何を思うかは、読んだ人のものです。

もし、読みながら自分の場合はどうだろうと考えた方がいれば、今度は話す側にまわることもできます。無名人インタビューは、誰でも応募できます。話を整理してから持ってくる必要はありません。人に説明できる形になっていない出来事でも、話しているうちに言葉が見つかることがあります。この5本も、誰かがそのとき話した言葉から始まっています。

自分の話をするのはまだ早い、と思う方には、聞く練習の場「聞くお茶会」もあります。話すより先に、人の話を聞いてみるところから始める入口です。案内は下にあります。


無名人インタビューについて

無名人インタビューは、2020年から続く一般の方へのインタビュー活動です。約20名のインタビュアーが年間約400件、これまでに1,500件以上のインタビューを記事にしてきました。

聞くことは愛すること。

公開

栗林康弘

このコラムを書いた人

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →
聞く学校を見るコラム一覧へ