
整体師のための医療人類学を発信している人
肩書きは整体師や柔道整復師ですが、やっていること自体はカウンセラーに近いと感じるシーンが多々あります。
現在
札幌市で柔道整復師として10年目、肩や腰の痛みに悩む患者への施術を行いながら、SNSで同業者向けに「治療家のための文化人類学」「整体師のための医療人類学」を3年ほど発信している。著書『整体師のための医療人類学入門』はAmazon柔整部門でベストセラー1位になった。1年前に第一子が誕生し「パパ1年生」を過ごし、Jリーグ観戦や読書を楽しみつつ、多職種が集う「医療者のためのリベラルアーツゼミ」で学びを深めている。
過去
中学時代、野球部で「なぜ全力疾走は数秒しか続かないのか」という疑問から生理学の本を独学で読み漁ったのが原体験。体に関わる仕事を志し、治療にも関われる国家資格を求めて柔道整復師の道を選んだ。駆け出しの頃は骨盤矯正を信じる先輩の指導を受けたが、科学的根拠とビジネスとしての手法の食い違いに悩む時期を過ごし、ブックオフで出会った文化人類学の本の「疾病・病い・病気」という視点に「言い表したかったことはこれだ」と強く共鳴した。
「僕が言い表したかったことってこれだ!」ってのめり込んでいったのが人類学、文化人類学、医療人類学なんですよね。
未来
自分の未来像は明確に描けていないとしつつ、医療人類学がいずれ柔道整復師や他の医療者の育成カリキュラムに取り入れられる日が来たら、その場に関わりたいと考えている。大学で体系的に学び直したいという思いもあり、患者との「ズレ」をなくす施術体験の追求を続けたいとしている。
いつか人類学的な学びが、他の医療者や柔道整復師の育成にも必要だと言われるようになったとき、僕がその場に何らかの形で関わることができたらいいなと思っています。
公開
聞き手:ナカザワ

