無名人時計
人ってひとりで生きていけないんだなと思って。人

人ってひとりで生きていけないんだなと思って。人

さゆき 40代・女・無職・主婦 2025年
健常者でもないんだけど、障害者でもないんじゃないのかなみたいな感じがあって自分の中で。

現在

障害年金2級を受給しながら認知症の母と二人暮らし。統合失調症は寛解し、心理資格を持つ住職との出会いをきっかけに「自他境界」の概念を知り認知の歪みが急速に改善。子ども嫌いを克服し子ども食堂のボランティアを始めた。投資でも生計を補いながら、障害者であることへの罪悪感と社会復帰への意欲が芽生えている。

過去

広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)を持ち、保育園から登園拒否、小学校では毎日泣きながら犬に辛さを報告する日々。集団行動が耐えられず高校2年で中退、大検を経て大学文学部で村上春樹を研究。卒業後うつ病を発症し就職せず、せどりで小遣いを稼ぎながら20年間無職の生活が始まった。

毎日うちに帰ると、泣きながら当時飼ってた犬に、毎日辛かったことを泣きながら報告するっていうのが日課でした。

未来

人に慣れることから始め、就労支援への参加を視野に入れた社会復帰を目指している。おばあちゃんになったらすれ違う人に気軽に話しかけるお喋りで可愛らしい存在になりたいと願う。子ども時代はあれほど嫌だった人間関係を今は築きたいと感じており、認知の歪みの解消を経て人付き合いができる状態になったという実感を持っている。

やっぱり人付き合いをしたいんだろうと思う、実は。子どもの時とかあんなに嫌だと思ってたのに、人間関係を築きたいんだろうと思う。
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公開

聞き手:qbc

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

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