
サブカルを糧に、90年代音楽と文学を紡ぐ——DTPと音楽制作で形にする物語「ポルノ・愚・LAUGH」作者に聞く|文学フリマインタビュー
私は本業がDTPオペレーターなので、自分で組版してレイアウトして、表紙とかカバーとか全部デザインしてデータ作って、完全データで印刷所に納入することができました。
現在
50歳過ぎ、本業はdtpオペレーター。文学フリマ東京41(q-17)にdokudansha名義で初出店。今年3月から書き始めた90年代ブリットポップ恋愛小説『still…〜心に茨を持つ中年〜』(モリッシーとマーが出会いバンドを結成するオマージュ)と、夏から執筆した『ポルノ・愚・laugh』(お笑い芸人がaiでネタを作るメタ構造)の2作を、自身で組版・レイアウト・表紙デザインまで仕上げてa6文庫サイズで頒布。菊地成孔さんの帯コメント付き。
過去
鹿児島生まれのブラジル帰り、「村上主義者」が高じてスワローズファンというサブカル拗らせ中年。高校で文芸部、シナリオの学校でも勉強していたが、書くことに興味はあっても一つの作品を完成させるところまではいかなかった。ここ10年は菊地成孔主宰の私塾「ペン大」でジャズのバークレーメソッドを最終課程まで学び、最終的に新音楽制作工房のメンバーとして音楽制作に注力、岸辺露伴の映画サウンドトラックにも楽曲を提供してきた。
高校の頃文芸部とかだったので、ちょっと短編書いてみたりとか、シナリオの学校行ってちょっと勉強してみたりとか、書くことにはもともと興味はあったんですけれども
未来
周りに90年代日本のサブカルチャーをこじらせた仲間がいない中で、音楽・映画・文学の話相手を求めて「自分はこれが面白いと思っているけれど、共感してくれる人がどれくらいいるのか」を世に問いたい。文学フリマで読者と直接出会い、「あ、私もそう」「この時代そういうの流行ってたよね」といった共感を少しでも得る場として、書店ごっこのような出店体験を楽しみたい。
ようやく形にすることができましたので、ぜひ手に取ってもらって。

