無名人時計主宰の書斎
後継ぎと人 西本紫乃-001 2024/06/13-01

後継ぎと人 西本紫乃-001 2024/06/13-01

経営・管理 2024年
いつか起きると思っていたことが、結構早めの段階で起こっているので、それにちゃんと向き合えているのがいいと思っています。

現在

大学卒業後、2024年4月から実家の料亭で六代目として働き始めて2ヶ月半。五代目女将である母と「どういうお店にしていきたいか」「料亭事業を通じて何を生み出していきたいか」を意識的に言葉にして伝える対話を重ねている。従業員から「五代目と六代目の方向性は合っているのか」と疑問を投げかけられたことを機に、アルバイトと母の3人で対話のワークショップを実施するなど、想定していた壁にちゃんとぶつかれている。気持ちは「何周か回って嬉しい」に着地している。

過去

福井県越前市・武生で創業100年を超える料亭「うおとめ」の家に生まれた。3歳から始めたクラシックバレエを経て、高校では「伝説」のチアダンス部jetsの12代目として入部。1年生では経験者9人で組んだ特別チームで全国大会6位を経験し、「アメリカ行けるんじゃね?」という根拠のない自信で青春を生きたが、簡単に結果は出ないことを痛感した。2年生はアメリカ大会の推薦枠廃止に伴い、先生の采配でカーネギーホール公演を経験し、表現を極めることや「何の上に舞台が成り立っているか」を学んだ。

頭の中でばっかり、できるできるって思っていたとしても、ちゃんと行動や技術面の成長が伴っていないと厳しいなっていうのを1年生の時に痛いほど感じました。

未来

高校時代のチアの経験を「ヒント集」として、人の目より「目指している人間関係の状態」を優先する判断材料に使いながら、事業承継者として歩んでいく。カーネギーホールの経験から得た「自分以外の人や身を置く環境にこれから返していくんだろうな」という感覚を、料亭を場とした人間関係や表現で具体化していく予定。インタビューは続編で大学時代・現在の事業承継へと続いていく。

この経験を高校2年生のタイミングでさせてもらえたということは、この後の人生で何かしら、やらなきゃってわけじゃないけど、何かしらの形でまた改めて誰かに届けたいな、するだろうなっていう感覚を持たせてくれた。
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栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

栗林康弘のプロフィール →