父親の奪った私の時間ちゃんと取り戻した人
結局、あの吉原があったから、生きられたっていう部分はあるんですよね。
いま
運送会社で働きながら小説を執筆する日々。女性用風俗のセラピストとの出会いをきっかけに風俗嬢とセラピストの物語『夜汽車の行方』を完結させた。祖母が42歳でがんで亡くなったことから42歳までに出版社と契約するという目標を掲げる。母親と二人暮らしで些細なことで笑い合える関係を大切にしている。
これまで
父親は芸能事務所の社長だったが不渡りで倒産し家族で転落。父親のがん闘病中に借金の実態が次々発覚し弁護士からの電話に衝撃を受ける。生活費のため吉原の風俗店で働き始めた。父との最後の会話は電話越しの「私の人生返せ」。父の死後、葬式で泣いたのは悲しみと同時にようやく隠されていたものが終わるという安堵だった。
私が一番最後に父親に放った言葉が、電話でだったんですけれども、私の人生返せって言ったんですよ。
これから
42歳までに出版社と作家契約を結ぶのが最大の目標。カクヨムエイトのコンテストに長編を間に合わせたい。毎日隙間時間に執筆を続け作品を増やしている。母親とくだらないことで笑い合いながら1日1日を大切に過ごしたい。途中で命を投げ出すことは絶対せず父親が奪った時間を取り戻して人生を全うすると決意している。
私はもう、途中で命を投げ出すことは絶対しないっていうふうに決めたので。