段ボールを被ったアイドルの人
わりと、もしかしたら死ぬかもしんないっていう状況が迫ってきたときにこそ、逆に希望っていうのが湧いてきて、やってみようやって気持ちがすごく自分の中で出るようにはなりました。
いま
23歳、大学卒業間近。段ボールを被った匿名アーティストDONSYΔRIとして活動中。ミスiD2021セミファイナリスト、ヤマモトショウ主催「アイドルプロジェクト・オンライン」の候補生。コロナ禍の就活で病んだが「死ぬかもしれないし、やりたいことをやろう」と二の足を踏んでいたことに飛び込む姿勢に変わった。不安障害を抱えながら心療内科への理解を周囲に広める。人間の矛盾した感情を昇華して歌にする活動を行っている。
これまで
三重県伊勢市出身。田舎の旧態依然とした価値観やプライバシーのない環境、スクールカーストとSNSの陰湿さに苦しんだ高校時代。音楽活動をしているだけで同級生にクラスLINEで晒されるなどの嫌がらせを受けた。高3の文化祭で組んだバンドSUMESHIでオリジナル曲「サイダー」が評価されたのをきっかけに本格的な音楽活動を開始。コンプレックスから顔を隠すため、また本名の自分とは別の自由な存在を作るために段ボールを被ることを選んだ。
自分のしたいことをしたいようにできるところっていったら、みんながみんなに無関心なところが良いなと思って、それで都会に出ようって決断しました。
これから
日本のビリー・アイリッシュになるのが最終目標。ユニークな風貌で社会問題への問題提起をカジュアルにできるポップアイコンを目指す。3〜5年後には段ボールアーティストに人々が違和感を抱かなくなるくらいの存在になりたい。地元の旧態依然とした価値観への問題提起、おかしいことをおかしいと言える社会と環境を自ら体現して作りたい。
社会問題であったり、自分のスタンスっていうのを完全に表明して、それに憧れる人が多い。そうすることで、社会への問題提起だとか、そういったことがもうちょっとカジュアルに、ラフにしやすくなるだろうって考えているんです。