無名人時計
24歳で入院して何もしていないんだけどいろんな人がケアしてくれてそこで初めて自分には人権があるんだなって思った解離性障害の人

24歳で入院して何もしていないんだけどいろんな人がケアしてくれてそこで初めて自分には人権があるんだなって思った解離性障害の人

しをつ 30代・男・IT・技術 2022年
普通にお金があって困らないってすごいですよね。とりあえず、あとは少し余ったお金で旅行に行けて、好きな人とご飯に行けて、なんかもうそれだけで多分幸せです。

現在

退院後に同じ会社に復帰し、データ改ざん問題も是正されて働きやすくなった。ほぼ毎週旅行に出かけて風景写真をInstagramで発信し、自分のお金と時間を自由に使える喜びを噛みしめている。服薬を続けながら寛解状態を維持し、今が人生のピークに近いと感じている。

過去

実家の自営業を手伝う真面目な子どもだったが、いじめや親による経済的・生活的な管理に苦しんだ。自分の部屋は24歳までなく、奨学金の口座も親が管理していた。就職先でデータ改ざんに巻き込まれ精神的に追い詰められ、解離性運動障害で4ヶ月入院。そこで初めて「自分には人権がある」と気づき親離れを果たした。

仕事をしていない人は食べてはいけないっていう教育をずっと受けてきて。

未来

いずれ家庭を持ちたいと考えつつ、地域の活動や子どもとの関わりを通じて、かつて自分が欲しかった「人権」や居場所を他者に与えたいと願っている。悩みを抱えた人の話を聞ける存在でありたいという思いがあり、大学生活をやり直すような感覚で今を楽しんでいる。

自分が欲しかったものを与えたいんですかね。
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公開

聞き手:qbc

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →