無名人時計主宰の書斎
COLUMN

コーチングで、何をするのか。お試し30分と、その先

コーチングに申し込む前に、実際に何が行われるのかを知っておきたい方のために書きます。

何を聞かれるのか分からないまま申し込むのは、心もとないことだと思います。

特別な準備は必要ありません。コーチングの時間に行われているのは、話すことと、聞くことだけです。うまく話せるかどうかを、あらかじめ気にする必要はありません。

ここでは、お試しの30分と、その先で何をしているのかを説明します。

お試し30分ですること

お試しの30分では、どういうことをしたいのかを聞きます。そして、コーチングでどういうことをするのかを話します。

その先の進め方は、人によって違います。何から聞くか、どこまで遡るかも、まちまちです。全部、カスタムメイドです。

当て推量をぶつけて、訂正してもらう

話を聞く合間に、こちらから推測を挟みます。これが好きなのではないか、あのときは楽しくなかったのではないか、というふうにです。

的中率は五分五分ほどです。ただ、重要なのはむしろ外れたときで、外れた推測を正してもらう作業のほうが本来の狙いです。訂正してもらうと、話はそのぶん正確になっていきます。的中させること自体を目標にしているわけではありません。

人物像を言葉にして渡す

やりとりを重ねて像が見えてくると、それを言葉にして相手に渡します。あなたはこういう方ではないですか、という形です。

ここでは私の見立ても口にしますし、こちらの考える答えもはっきり伝えます。無名人インタビューでは聞き手に徹しますが、この場面はそれとは役割が異なります。

渡す際には、必ず断りを添えます。「私が勝手に捏造している可能性もあるのですが、しっくりきますか」。しっくりくることもあれば、まったく違うと感じることもあります。合わないと感じたら、遠慮なく捨ててもらって構いません。捨てられるほど、その先に渡すものの精度は上がっていきます。

正解は、二人のあいだに生まれる

一般的な整理では、コーチングは答えがクライアントの内側にあるという前提で進みます。ティーチングやコンサルティングは、答えを教える側が持っているという前提です。

ここでの進め方は、そのどちらでもありません。「正解は、あるのではなく、生まれます」。渡した言葉を受け止めて返してもらい、それにまた言葉を重ねる。そのやりとりの先に、どちらの中にもまだなかったものが立ち上がってきます。これから起きることなので、あらかじめ分かっているものではありません。

だからこそ、効果を数値で示すことはできません。まだ存在しないものを、測る方法はないからです。

決まった質問はない

あらかじめ決めた質問は用意していません。黙っていたほうがいいと感じる場面では、黙ります。

申し込みの時点で、悩みがまだ言葉になっていなくても問題ありません。

形式はZoomです。顔出しの可否はどちらでも構いません。表情を読み合わないほうが、人は自分の内側に潜りやすいからです。

セッションの回数もあらかじめ定めていません。1回で終わっても、続けても構いません。回数を重ねること自体を目的にはしていないので、1回で腑に落ちれば、それがいちばん良い形です。

まとめ

コーチングでしているのは、聞くこと、当てて外れたら訂正してもらうこと、見えてきた人物像を言葉にして渡すことです。あらかじめ用意した答えを渡すのでも、相手の中から答えを引き出すのでもなく、やりとりの中で答えが生まれるのを待ちます。

だから、うまく話せるかどうかを心配する必要はありません。悩みがまだ言葉になっていなくても、そのまま来てください。

この話の長い版(エッセイ)はnoteにあります:https://note.com/unknowninterview/n/n7950c84c1903


コーチングについて

無名人インタビューで培った技術から生まれたコーチングです。あなたが自分の物語を自分で織るあいだ、横にいます。Zoomで行い、顔出しなしで大丈夫です。お試し30分3,000円(税込)、スタンダード60分10,000円(税込)。回数の決まりはありません。一度きりでもかまいません。

その場は、私でなくてもかまいません。友達でも、家族でも、同じことで困っている人の集まりでも、本でも、あなたが「ここなら頼れる」と思える場所があれば、それがいちばんです。私は選択肢のひとつです。

  • 詳しい案内と申し込み:コーチング(LINE公式アカウントを友だち追加して、チャットで「コーチング」とだけ送ってください)
  • まずインタビューを受けてみたい方:インタビューを受ける(無料)

聞くことは愛すること。

公開

栗林康弘

このコラムを書いた人

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長/パーソナルコーチ

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872本のインタビューを聞き、423本を編集。いまは自分を含む16人の制作メンバーで年間約400本のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500本以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(「聞いた」「編集した」は2026年6月30日、チームの本数は2026年8月1日時点)

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