
【無名人012】海外協力隊員が、教育について日本の先生に聞いてみた。
日本の場合はあれなんですよね、規律や態度をたたきこむでしょ。日本の方が特殊なんじゃないかなと思ったりします。
現在
ゆかりさんはドミニカ共和国の小学校で1年生から6年生を対象に、地球温暖化やゴミのポイ捨てなど環境教育を行っている。サザエ先輩は日本の小学校で、発達段階に合わせた指導案づくり、現状調査、課題解決型学習を実践している。インタビューはコロナで急遽帰国前日に行われ、ドミニカ共和国の「集団の和より個」を重視する文化と、日本の「規律や態度をたたきこむ」教育文化のコントラストが対話の中で浮かび上がった。
過去
ゆかりさんは大学(理学部)で水質汚染や藻の研究を行い、青年海外協力隊員としてドミニカ共和国に派遣された。サザエ先輩は大学院で考古学(日本古代の琴の研究)を修めた後、博物館などで働き、その後小学校の臨時的採用教員になり、現在は特別支援学級を担当している。サザエ先輩は、初めて教壇に立った時に「これが教育なのかな?」とカルチャーショックを受けた経験を持つ。
私は、大学を卒業した後に他の場所で働いて、ひさしぶりに義務教育の現場に戻ってきたんですよね。だから、初めて教壇に立った時に、本当にこれが教育なのかな? って思ったんですよ。カルチャーショックを受けて。
未来
ゆかりさんは「現状把握ってめちゃめちゃ大事」と気づき、ドミニカに戻れる日のために日本にいる間も勉強したいと考えている。サザエ先輩は、子どもの自尊心を壊さない指導や課題解決型学習を続けていく姿勢を示しつつ、日本の集団主義の教育観への問いも投げかける。両者ともに、子どもの興味と発達段階に合わせた授業設計を中心に据えていきたいと話す。
協力隊としての期間が終わったわけではないので、もう一度ドミニカ共和国に帰ってきたときのために、日本にいる間はもっと勉強したいと思います。
公開
聞き手:qbc

