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無名人インタビュー:文学博士だけど占いを研究している人

無名人インタビュー:文学博士だけど占いを研究している人

モミジノアトリエ 女・教育 2021年
私は、自分を型にはめようはめようとして、かなり苦しんできた。だからこそ、相手を型にはめずに話を聞ける何かがしたいんですよね。

現在

文学研究者として活動しつつ、3年前から占いに改めて真剣に取り組むようになった。実証主義的な手法では捉えきれないこの作家の世界観と、タロット・西洋占星術などオカルティックな占いの世界観は重なると考え、両立を試みている。教員時代に「評価」する立場に強い苦痛を覚え、人をジャッジせずに話を聞きたいという気持ちから占いをツールに用いる方向へ。現在はnoteで「モミジノアトリエ@オラクル」として発信、自分のことを言語化するのが苦手という自覚から無名人インタビューに応募した。

過去

10代から専門にしている近代文学の作家を研究したい一心で生きてきた文学博士。中学頃にその作家の小説を読み、主人公の善悪・思考がわからない謎を解明すべく延々と読み続けた。大学受験のときに歴史学・社会科学・精神分析・文学で進路を迷ったが、最終的に文学を選んだ。学位取得後、学術の制度内で論文執筆や中学・高校での教員職もこなしたが、実証主義のロジックとオカルティックな世界観を扱う作家のあり方とのギャップに苦しみ、査読でも数年単位で苦しんだ。

もっというと、10代の頃から今専門にしている作家を研究したいっていうモチベーションのみで生きてきたんです。

未来

占いを通じて、相手を型にはめずに人の話を聞き、ジャッジなしで人と関わる場を増やしていきたい。今の社会で評価・査定の「外」で話せる場は占い・芸術くらいしか残っていないと考え、文学研究と占いの重なりあう部分を増幅させて、今の世界のアウトサイダー同士が話せる機会を提供したい。タロットなど絵を媒介にした「言葉になる前の領域」での対話に可能性を見ている。

今の世界のアウトサイダー。そのアウトサイダー同士で話をするっていう機会を提供できる人間になりたいし、そういう場を設けるために占いを使いたいっていうことなのかな。
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公開

聞き手:qbc

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →