無名人時計
大学までモヤモヤを言葉にして吐き出すっていう手段を知らなかった人

大学までモヤモヤを言葉にして吐き出すっていう手段を知らなかった人

本州から出たことない人 学生 2024年
もうすごく快適で、これが私の初めての海外なんですけど飛行機も初めて人生で初めてだったので、本当にもう全てが見るものも触るものも聞くものも全てが初めてのはずなんですけど、おうちに帰りたいとか、ホームシックとかもうこんなところいたくないとか一度も思ったことがなくって。もう毎日生きてるのが幸せみたいな。

現在

イギリス・ノリッジで交換留学中の大学4年生。社会言語学を専攻し、言語から人間と世界を理解する学問に魅了されている。初海外・初飛行機ながらホームシックもなく毎日が幸せと語る。日記を書くこと・紅茶・美術館巡りが趣味で、街の人々の温かさに包まれポカポカした日々を送っている。

過去

埼玉で6人家族のもとのびのび育つが、繊細な感受性ゆえに小中学校で人間関係に苦しみ不登校気味に。誰も行かない遠い高校を選んだことで人生が好転し、良い先生や友人に恵まれる。先生の導きで国際系の私立大学に進学、コロナ禍で入学するも学問の面白さに出会い、社会言語学という生涯の関心を見つけた。

自分の複雑な思いとか感じたこととか繊細さを受け止めてくれる人がいなかった。周りにいるお友達の、何かトゲトゲした言葉とか悪口とか、何でも部長である自分のせいにしたりとか。に、だんだんだんだん心が侵されていった。

未来

死ぬまで機嫌のいい人でありたいと願い、小さな幸せや運命を瞬間瞬間噛みしめながら生きることを目標とする。言葉を扱う仕事への関心があり、ノートとペンと紅茶と本があればそこそこ幸せに暮らせると考えている。過去の苦痛が今の自分を導いたと実感し、全てに感謝する姿勢を持ち続けたいと語る。

私はなんかすごい毎日、小学校中学校のときすごいつらかったけど、でも、中学校のとき人間関係が嫌だって思わなかったら、あ、あの高校を選んでなかったんだ、あの高校がないってことは、今の大学にも行ってなかった、大学がないってことは、イギリスにも来てなかった、怖!って思う毎日なんですよ今。
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公開

聞き手:qbc

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →