無名人時計
人に必要とされたい。ただ実際には能力がないんで嘘偽りで固めてきた人

人に必要とされたい。ただ実際には能力がないんで嘘偽りで固めてきた人

糸目男 20代・学生 2023年
物事を変に俯瞰で見るようになってしまって。今、何もかも本心から楽しめなくなってしまった状態になっちゃってる気がします。

現在

職業訓練のIT系専門学校に通いながら心身の回復を図っているが、資格試験に追われる状況は前職と本質的に変わらない。何事も本心から楽しめず、物事を俯瞰で冷めた目で見てしまう自分に戸惑っている。理屈ではわかっても心と体が言うことを聞かない負のループに陥り、自分をコントロールできない状態が続いている。

過去

過干渉な母と厳格な父のもと抑圧された幼少期を過ごし、中学で鬱憤が爆発して激しい反抗期を迎える。明るく活発な外面を被せて社会生活を送り、大学時代は人生で最も楽しい時期となった。しかし卒業後は配送業での腰痛退職、零細企業でのパワハラ、広告代理店での過酷な業務と挫折が続き、被せていた明るいキャラが剥がれて本心の暗さと向き合うことになった。

ああ、俺は本当はこういう暗い性格やったな。自分は明るいと思ってたけど、結局は仮初だったんだな。

未来

未来のイメージは全く持てず、今を生きるので精一杯だと語る。死にたいのではなく楽になりたいという切実な思いを抱え、大学時代の楽しかった自分との乖離に苦しんでいる。自分のプライドを下ろして現状を認められれば楽になれると気づきつつも、その一歩が踏み出せずにいる。

楽になりたいってのはすごくありますね。誰かどうにかしてくれっていう。
全文を note で読む

公開

聞き手:花梨

栗林康弘

このインタビューの監修

栗林康弘(qbc)

無名人インタビュー主宰/聞く学校 校長

2020年に無名人インタビューを始めました。自分で872人の話を聞き、423本を編集。いまは16人の制作メンバーとともに年間約400件のインタビューを行い、これまでにのべ132名が聞き手・編集として参加しています。公開した実例は1,500件以上。聞き方の体系として「平聴(フラットリスニング)」を提唱し、2026年に「聞く学校」を開きました。1978年生まれ。(2026年8月21日現在)

栗林康弘のプロフィール →