
もっと本が読みたかった人
自分の体と自分の脳みそがね、別々なんですよ。
現在
43年間大学教員として哲学・舞台芸術・医学を横断的に教え、65歳で定年退職を迎える。昨年9月に脳出血で入院し、退院後は杖歩行で立ちくらみと闘いながら生活。Noteで「脳卒中の哲学」を執筆し、YouTube「今週の一冊」やサブスク講座「日々の哲学」を続けている。
過去
東京・神楽坂生まれ。祖母と母の影響で3歳から歌舞伎を観劇し、祖父に芸者の置屋や寄席に連れられて育つ。小学校から岩波文庫を買い集め、中高時代は毎日歌舞伎座に通い詰めて授業にはほぼ出なかった。手塚治虫の「ブラックジャック」に衝撃を受けて大阪大学医学部に進み、22歳から大学教員に。
勉強しろって言われたことは一度もなかったけども、本は読むなと言われましたね。
未来
退職後は京都の図書館に通い、読めなかった本を読む日々を送りたいと願う。医療・芸術・哲学から身体を見た著作をあと1冊残したいと考えている。歌舞伎座で芝居を観ながら死ぬのが理想だが現実的でないと笑い、最後の言葉は「もっと本が読みたかった」。
歌舞伎座とか何かで芝居を見ながらそのまま死んでいくっていったら自分は夢、理想なんだけど、これはものすごい周りの人に迷惑をかけちゃいますよね。
公開
聞き手:栗林康弘

